100年住宅

施工例2

久留米市●邸

築100年近くあった前の家を取り壊し、部材などを一部再利用しての建築でした。何度も何度もお会いして、施主様の感覚や家に対する想いをお聞きし、家ができていく過程の中でもできるだけご要望にお応えしながら作りました。手がけてから完成までおよそ2年ほどの年月をかけています。

外観

日本の気候風土に調和した数寄屋づくりは、日本人の美を追求する感性が至るところに現れています。また、それとともに耐震、耐久性にすぐれ、大工の長年の経験と知恵が活かされています。 こちらのお宅もそれに違わず、しっかりとした基礎を作り耐震にはかなりの自信があります。向かって左側がお客様をもてなすスペース、右側が自分たちの住居です。屋根の形などを変え、その違いを表しています。

化粧軒

日本建築を特徴づける重要な要素の一つ、化粧軒を施しました。樹齢200〜300年の杉の軒板を使っています。

玄関

開放感をあらわすため、正面に格子戸を設けています。開けると、中庭が見えるようになっています。また、その上にかけた横材には訪れたお客様を優しく迎えるために、ゆるやかなカーブを描いています。

リビングと応接室

壁には珪藻土を用いました。吸湿、放湿を繰り返しながら部屋の湿度を調整する機能を持っています。湿気による結露を防止することは、住居そのものを長持ちさせることにもなります。また、応接室の壁の下部にはヒバを用いました。

大広間

8畳2間の大広間には元々住んでいた家の柱や部材を再利用しました。彫刻欄間や床の間、建具など細部にわたって専門家の技術とセンスを施しています。床の間に光を取り入れる書院には組子を取り入れました。

廊下

廊下には桧材を使っています。歩き心地がとてもやわらかく、香りと温かみを感じます。

柱は熊本県の南関で採れる名木、南関杉を用いています。目が詰まっていて狂いの少ない柱です。最も強いとされる4寸5分の太さにしています。

カラオケルーム

ご主人の趣味を満喫できる、カラオケルームを作りました。建築途中からの注文でしたが、天井、壁、窓、ドアなど全てに防音効果を施しています。

充実した設備

その他、今回この家に住まわれる方の年齢を考え、玄関以外は全てバリアフリーで設計をしています。ダイニングは最新のシステムキッチンを、その横には土間を作り、漬け物や野菜をしまえる食品庫も設置しました。また、風呂場の隣に洗濯室を設け、そこからすぐ庭に出れるようになっています。