復元に伴い、当社は木工事全般を担当。
第1期工事では、2001年に開園した北内郭の物見櫓や祭殿などを、 第8期工事では2007年10月13日にオープンした南のムラの櫓や、高床建物、竪穴建物などの復元に携わりました。

 

 

 

 

【北内郭】(第1期工事)

↑ 東祭殿
夏至の日の出と冬至の日の入りの結ぶ線上に位置している高床建物です。
太陽の動きを知るための建物で、この場所から夏至・冬至や春分・秋分といった節季の祭祀が行われた施設と考えられています。

↑ 四方の物見櫓
集落に侵入する敵をいち早く発見するため、南内郭の四隅に設置された建物。
周囲を見張る役割に加え、四方を祀る意味も持っていたと考えられています。

↑斎堂
主祭殿の祀りの前に身を清めたり、祀りの道具を保管したりする場所として使われていたと考えられています。





【南のムラ】(第8期工事)

・分枝式高床建物
床面を地上から高いところにつくった建物。一般的に倉庫の機能をもった集落の共同倉庫(高床倉庫)や居住空間(高床住居)として、建てられていたと考えられています。

・櫓門
兵士が立ち、下の門を通る人々を見張る役割をしていたところと考えられています。

・竪穴建物
主に縄文時代から古墳時代にかけて人々が住んだと考えられている家。
地面を1メートルほど掘り下げ、柱を立て、平らな部分を床にし、屋根を床面の外側に張り出して葺いたと考えられています。 半地下式なので、外の気温の影響をうけにくく、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいだったようです。

弥生時代の建物を復元するということで、細部までできるだけ正確に表現することをこころがけました。
木を削ったり整えたりする道具も現在のものとは違うことから、一から作り、訓練し、使い方をマスターして施工を行いました。

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